アート史に残る偉大な作品に影響を与えたギャンブル

既にお伝えしたように、アートは情熱の「顔」として最も有名なものの1つです。そう聞くと、情熱には様々な顔があるのか疑問に思われるでしょうが、答えはイエスです。世界中で行われているアクティビティには人々の情熱が込められているものです。そして、アクティビティの中には、思いもよらない方法で情熱を掻き立てるものもあります。そんなアクティビティの1つがギャンブルです。

インターカジノなどのオンラインカジノでスロットをプレイしたことはありますか?スロットのボタンをクリックするとき、心の中で 「今こそ運命の瞬間に違いない。これで大金持ちになれるかも?」 という考えが浮かんでくるでしょう。アドレナリンが全身を駆け巡り、我を忘れてしまうのです。

2つのアクティビティをかけ合わせると、素晴らしいコンビネーションが生まれることがあります。例えば、アートとギャンブルの組み合わせは傑作を生み出します。これまでにもギャンブルは数多くのアート作品のミューズとなってきました。画家や、作家、音楽家、多くの芸術家たちがギャンブルにインスピレーションを受けた作品を創出しています。今回は、ギャンブルにインスピレーションを受けた最も有名なアートをいくつかご紹介しますのでお楽しみください。

カードゲームにインスピレーションを受けた偉大な絵画作品が2点あります。カードゲームをプレイする人の独特の表情は、多くの画家たちを魅了してきました。カラヴァッジョとポール・セザンヌはそんなカードプレイヤーたちを描いた画家です。セザンヌは特にギャンブルというテーマが大好きで、2011年にはそのうちの1枚が2億5,000万ドルという高額で売却されました。カードプレイヤーはどの時代にも、画家の興味の対象となっていたようで、バロック、印象派、シュルレアリスムとスタイルを問わず描かれています。

さらに画家の話を続けましょう。ムンクは20世紀初頭にカードプレイヤーからインスピレーションを得て一連の絵を描いていますが、ここでは「ポーカーをする犬」という作品について少しお話ししましょう。この絵を描いたのはカシアス・マーセラス・クーリッジで、緑のテーブルを囲んで座る犬たちが前足でカードを持っているというコミカルな作品です。この絵はポップカルチャーにおいて非常に有名な作品で、数えきれないほどたくさんのテレビ番組に登場してきました。「シンプソンズ」や「ポリス・ストーリー」、さらにはスヌープ・ドッグのミュージックビデオにまで登場しています。

次は本についてお話しします。世界で最も有名なギャンブラーにフョードル・ドストエフスキーがいます。ドストエフスキーはロシアの大物ギャンブラーで、ギャンブルで抱えた借金を返すために、極めて短期間で書きあげた作品もあるほどです。彼がある有名カジノに対して抱えていた借金を、ロマン・アブラモヴィッチが肩代わりしたため、「ドストエフスキーが借金しているカジノ」という看板を降ろさざるを得なくなったカジノがあったという都市伝説もあります。史上最も有名な作家の1人であるドストエフスキーは著書「賭博者」において、ある若い男の独白という形式でギャンブラーの心理を描いています。

さて、ギャンブルが題材に使われている映画はどのくらいあるでしょう?10、20?実は、偉大な作品の大半はラスベガスが舞台になっています。私のお気に入りは、「ハングオーバー!消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」ですが、ギャンブルは映画のジャンルを問わず登場しています。「007 カジノ・ロワイヤル」はアクション映画ですし、「21」はブラックジャックでの不正行為を描いた人間ドラマです。ギャンブルは驚くほど多くの映画作品にインスピレーションを与えてきたのです。

 

最後に、ギャンブルにインスピレーションを受けた音楽について見ていきましょう。エルヴィス・プレスリーは「ラスベガス万才(Viva Las Vegas)」の中で、「一度見たら、二度と元には戻れない」と歌っています。レディ・ガガのヒット作は「ポーカー・フェイス」ですし、ケニー・ロジャースは「ザ・ギャンブラー」という曲で老いたギャンブラーの知恵について歌っています。いかがでしたか?皆さんにこの情報を楽しく読んでいただけたなら嬉しく思います。